『TIME LOCKER』開発者に直撃! 新作の構想も?

『TIME LOCKER』“次点”の快挙

2016年12月7日、Apple選出による2016年を代表するベストゲーム“Best of 2016”が発表され、『クラッシュ・ロワイヤル』(『クラロワ』)がiPhoneのベストゲームに選ばれました。そして、その“次点”に輝いたのがこちら(*^^)v

バスン!

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このポリゴンのクマアイコンのゲーム、ご存じですか? 『TIME LOCKER』(『タイムロッカー』)というタイトルなのですが、あまり広くは知られていないかもしれません。

じつはこのゲーム、日本人の“sotaro otsuka”という個人開発者の方の作品なんです!

今回は、日本のApp Storeのみの選出ではありますが、個人開発の作品が並居る世界中の人気アプリを抑えて、2位ですよ、2位! すばらしい快挙ですし、何より同じ日本人として誇らしいですよね('◇')ゞ

じつはこの『TIME LOCKER』、ファミ通Appでは8月にこちらの記事で紹介していました。しかもご本人へのインタビュー付きで! ぜひそちらもチェックしてください!!

時間が止められる?

『TIME LOCKER』をひとことで表現するならばシューティングゲーム。ただ、“時間を止められる”という大きな特徴があり、いわゆる弾幕系シューティングとは一線を画した作りになっています。

プレイヤーが操作するのは、画面中央の“クマ”。画面をスワイプするとクマが弾を出しながら歩き出し、スワイプをやめるとクマも弾も、そして敵ですら停止。1歩動くと敵も弾も連動して1歩動くようなイメージを思い浮かべてみてください。

え? ちょっと複雑そう? いえいえ、プレイヤーは敵や障害物にぶつからないルートを求めて上下左右に直感的に動かしていくだけ。難しく考える必要はありません!!(^^)!

4-8 5-8
▲敵を倒しながら障害物をよけ、ひたすら奥を目指しましょう。時間を止めたいときは指を離せばオーケー。ただし、時間停止中も後方から迫る“闇”に飲まれるとミスになるので、のんびりはできません。

ほかにも、武器のパワーアップや新たなキャラクターの購入など、ハイスコアを目指してくり返し遊びたくなる要素もふんだんに。なかなかスキのない『TIME LOCKER』。ベストゲーム“次点”の肩書きは伊達じゃない!

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▲左が、コインで買えるキャラクター自販機。キャラクターは50種類以上存在し、強力な武器も登場します。自分に合ったキャラクターを探してみましょう。

 

 

開発者に受賞の気持ちを訊いた

今回の受賞を受け、ファミ通Appでは開発者の“sotaro otsuka”さんにインタビューを慣行。受賞についての感想や、本作開発の裏側など、貴重なお話をたっぷり伺いました!

Q1.今回の受賞の率直な感想をお聞かせください。

脳に衝撃が走りました! GooglePlayのベストには入っていませんでしたし、AppStoreでも8月以降フィーチャーはなく、期待はしていませんでした。事前の連絡や兆候もなかったので。

Q2.ベストゲームに選ばれたと知ったときの第一声は?

寝起きで速報を見た瞬間、「大変なことになった!」と叫んで隣の妻を起こしました。

Q3.周囲の反響はいかがですか?

いろいろな方からお祝いの言葉をいただきました。しかし、両親は無反応です。まだ受賞を伝えていません。というのも、「AppStoreとは何か」から説明しなければならないからです(笑)。

Q4.受賞されてダウンロード状況は変わりましたか?

ダッシュボードの反映にタイムラグがあるので正確な数は不明ですが、かなりダウンロード数が伸びていると思います。ただ、今回の受賞は日本のApp Storeのみの選出なので、海外の普及を広めることはできませんでした。逆に言うと、日本だけ唐突に“次点”で入選しているというのは、App Store JPの強い意志を感じます。本当に有難いです。

Q5.『TIME LOCKER』はおひとりで開発されたのですか?

はい、ひとりです。8ヵ月かかりました。

Q6.自機を止めると敵も止まるという斬新なシステムを採用されていますが、着想はどこから?

『SUPERHOT』というFPSのシステムからヒントを得ました。それを見下ろし型STGと掛け合わせてスマホに最適化させたらおもしろいのではと思いました。

Q7.非常にスタイリッシュなビジュアルですが、こだわった点を教えてください。

ひとりですべての作業をこなさないといけないため、いちばん時間のかかるテクスチャを切り捨てました。そうなると単色の組み合わせでビジュアルを表現するしか選択肢がないので、せっかくだから色に明確な 意味合いを持たせました。緑はコイン、青はアイテムなどですね。

Q8.高得点を取るコツを教えてください。

無意識になることです。“別のことを考えながらできるゲーム”を目指して作ったので、それがいちばんの攻略法かと。

Q9.気が早いかもしれませんが、新作の開発は行っていますか?

まだ新作には着手できていません。来年からですね。

Q10.新作のビジョンをぜひお聞かせください!

次回作も無料にするのか、有料でコアなゲームを作るのか、まずそこから考える必要があります。とはいえ、ボロボロの状態で走ってきたので、ちょっと 休んでから……。今年はまったくできなかったのですが、ライフワークのクワガタ採集もしなければなりません!

ひとりで8ヵ月……、『TIME LOCKER』という素晴らしいゲームの誕生には、“sotaro otsuka”さんの血の滲むような努力があったんですね!(^^)!

 

次回作にも期待を込めつつ、改めて。“sotaro otsuka”さん、ベストゲームの受賞おめでとうございます!